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アントレの始まり

「もう一度昔のように働きたい」
「もう一度みんなと同じように働く暮らしに戻りたい」
「お姉ちゃんみたいに私もお仕事する人になりたい」
「お店で働いている店員さんみたいになりたい」

願いは様々にあります。
多くの人は成人すると、「働く」という所属先で報酬を得ます。
しかし、なぜ、多くの人たちのように、自分が望む「働く」  所属先を手に入れることが出来ない人たちがいるのでしょうか?

「障害者は働けないでしょう?」
「障害のある人にできる仕事はないでしょう?」
「障害や病気の人は無理させちゃいけないでしょう?」
「障害のある人は守ってあげるべきでしょう?」
「障害のある人が過ごすのは作業所とかでしょ?」

多くの人たちは、こんな理由を回答します。
それであ当事者の希望や願いはどこへ行くのでしょうか?

「障害があるから…こうするしかないのですよね。」
選択の余地がないように話す家族や関係者たち。

それは「本当でしょうか?」
「それは可能性すら全くない事実なのでしょうか?」

人の希望や願いを叶えることは不可能なのでしょうか?
子どもの将来に希望や願いを抱くのは許されないことなのでしょうか?

「その希望や願いを支えることを大切にしていきたい。この思いに賛同した人たちが集まり、アントレが生まれました。」そして、当事者の人たちをひとりひとり支える仕組みを作ろうと、に2011年1月に特定非営利活動法人 アントレとして法人が設立されました。

「働きたくなかったAさん」小さな福祉作業所での話です。

「法律が変わったので就職を目指していきましょう!」
と支援者が障害福祉サービスの説明をすると、
「作業所で5年たって、やっと症状が落ち着いているのに、何で無理やり働かせようとするのか?」とAさん(当時44歳)は強い口調で返してきました。彼は真剣なまなざしでした。

福祉作業所を一日も休むこともなく、遅刻することもなく、自分に課された仕事に汗をかき、真摯に向き合う姿に、支援者は、「本当に働きたくないのか?」「一般企業で働くことをあきらめているのか?」と疑問を持ちました。
最低賃金の半分にも満たない時給でも労を惜しまない姿に、何度となくその疑問を向けていると、「働けるんだったそうしたいに決まってる」とAさんから返ってきました。
本人からすれば、働いて病気になり、仕事を失い、とてもつらい状況が長くあったので、「もう一度働く」ことを考えることは恐ろしいことだったのかもしれません。
支援者の頭の中に、彼の勤勉で責任感の強い真面目なところは、作業所ではないところで正当に評価されるべきであるという思いが強くなりました。作業所での時間の中で問題がないのであれば、何がどうなれば「働き続ける」ことを阻害するのだろうと見直してみました。それは、「無理のない働き方」=「配慮のある働き方」を組み立てていく作業でもありました。そして、同じような条件であるのならば一般企業でも「働く」ことは可能であると信念にかわっていきました。

そして、ある日、支援者は、求人チラシを見ていて、とある求人に目が留まりました。
「この時間でこの内容だったら十分に仕事できるんだけどな…」と思い、求人の担当者あての番号に電話をしてみました。

すると、その会社の採用担当者は、障害のある人への就労支援の話と、求人にぴったりの人がいるという説明を真摯に聞いてくれました。そして、「そんな所があるのならば、今から見に行きたい」と直接に作業所に出向いてくれたのです。会社の担当者は、日報を書いて申し送りをする彼らを見て、「ぜひ就労を試してみたい」と言ってくれました。
それから、試行的に実習をすることを決めて、必要な準備を進め、Aさんは実習に出かけていきました。彼にとって、「本当の職場」は数年ぶりのことでした。
緊張も高く、「失敗したらどうしよう」と何度も口にしていましたが、実習の結果は見事採用へとつながりました。そして、それから彼は、8年たった今もその職場で働き続けているのです。もちろん、病気の再発を防ぐ治療や努力も続けながらです。

仕事ぶりを担当者の人に訪ねると、
「今では、彼は居なくてはならない存在ですね。」と答えてくれました。

そこで支援者は思いました。
「働くことをあきらめている人にも可能性はある」
「人の可能性は生かされる場所でこそ生かされる」

そして、ジョブコーチという仕事がこの橋渡しができる仕事だということを実感したのです。

アントレが大切にしているミッション

自力で自分を生かせる場所にたどり着ける人は大丈夫です。
しかし、世の中には、それが困難な子どもたちや大人がいるのです。

その人たちのために後押ししようとするのが、障害者自立支援法(現在は障害者総合支援法)という法律です。また、そのほかにも、日本の法律では、「働く権利」を大切にするための法律や、子どもたちが健やかに育っていくための法律がたくさんあるのです。

特定非営利活動法人 アントレ では、Aさんに可能性があったように、目の前にいる当事者の人にもその可能性があるはずだと考えます。

「無理だ」決めつけてしまうことは簡単です。

しかし、「どうすればその願いが叶うのか?」考え、人が行動することによって可能性は広がります。そして、そのことを一緒に考えてくれる支援者がつながることも大切なミッションとして掲げたいと思っています。

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